ミドルウェア・ライブラリ

SDN-enhanced MPI

現在のスーパコンピュータのネットワーク (相互結合網) の課題として,静的であり,実際のアプリケーション実行時の通信を反映していないことがあげられます.当研究室では,アプリケーションの通信特性を自動的に分析し,相互結合網を動的かつ柔軟に制
御する研究を推進しています.特に,並列分散計算アプリケーションの開発に標準的に用いられているライブラリである,Message Passing Interface (MPI) に着目し,MPI通信を加速することを目指しています.

OpenMN

ネットワークへの要求が多様化傾向にある近年,限られたコストで構築されたネット
ワークを有効的に利用することが求められていますが,ネットワークに関する知識・技
術を有していないシステム開発者とっては困難です.Open MN (Open Multi-Networkin
g) は,ネットワーク要求の明示的かつ容易な指示により,ネットワーク資源の有効利
用を可能とする新たなプログラミングモデルです.

Visualization as a Service

Tiled Display Wall (TDW) は,格子状に配置されたモニタ群から一つの巨大なディスプレイを構築する装置です.大阪大学サイバーメディアセンターでは,大規模可視化を希望する研究者にTDWの利用環境を提供する可視化サービスを運用しています.可視化サービスの利用者は,TDW上で多様な種類の可視化ミドルウェアの利用を要求します.この多様な要求に対応するためには,TDW上に多数の可視化ミドルウェア環境を構築し,それらを切り替えながら利用する必要があります.この切り替えでは複数のPC上で複雑な操作を全て手動で行う必要があり,可視化サービスの管理者の大きな負担となっています.本研究の目的は,TDW上の可視化ミドルウェア環境の切り替えを簡単化する技術を開発し,管理者の負担を軽減することです.

Sharing Economy of Things

身の回りの様々なモノがインターネットに接続されるInternet of Things (IoT) の時代が到来しています。しかし、それらのモノを活用したIoTサービスが広く普及するまでには至っていません。IoTサービス普及に向けた問題の一つとして、「IoT資源所有者」と「IoTサービス企画者」とを結びつける基盤がないことがあげられます。当研究室では、多人数間で資源・サービスの共有を行うシェアリングエコノミーの発想をIoTに応用したIoT資源共有基盤、Sharing Economy of Things (SEoT) の研究を推進しています。